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感想

欲しいから買うのではなく、買物をしたいから欲しくなる、そんな時ってありませんか? 
人は脳の反応により、行動させられている時があります。特に買い物をする時はそれが顕著です。経済的な活動は、合理的に行動すると従来は考えられていましたが、合理的と言えない消費活動を人が行うため、経済学と心理学を合わせた行動経済学が発展してきました。この行動経済学マーケティングに主に活用されています。

例えば CM などでよく目にするものを購入したり、有名人の CM に影響を受けたり、少ないサンプル数であっても高い割合であればそれに引きずられたり、車を買う時など見栄でグレードが高い方を買ったりします。 

私も自転車のフレームや、車の買い替えに心をときめかせています。買いたい気持ちが先行しているからこそ、モノを欲しくなっているのかもしれません。
こんな時に行動経済学に基づいたひと押しがあれば、買ってしまうのかもしれませんね。

 本書からの引用

 

確率を信じてしまう

バナナを1か月毎日食べ続けた5人のうち4人の体重が3 kg 減。ですが、5人ではサンプルが少なすぎて、バナナにダイエット効果があるとは言えません。しかし4/5という割合のインパクトが強い為、思い込みが生じてしまうのです。

 

 人は理由をつけたがる 

ある調査で胃がんの出現率を調べたところ、人口300人の農村は都会より胃がんになる確率が高かったと言います。これを聞いた時「田舎では飲酒や喫煙が習慣化していて、医療も充実していないから」と考える人もいるでしょう。しかし、事実は異なります。理由は単純で、農村の方がサンプル数が少ないから極端な結果が出ただけなのです。人は、物事に理由をつけようとする傾向があります。 

 

 ステレオタイプで判断したがる

代表的(典型的)なものだけを見て、全体も同様であると結論づける直感的な考え方をする。正しく計算すれば出てくるはずの確率を無視して代表的な面だけを見て判断する、物事のある一面だけを見て判断するといったものがあります。
すべての事柄に様々な情報を加味し、システマティックに考えていては時間も手間もかかりすぎる。そこで、人は代表的な事柄だけを見て判断を下すのです。

例えば「身だしなみの良い人=能力の高い」「面白い人=性格も良い」「可愛らしい顔=性格も可愛らしい」人物や状況を評価する際、ある面が優れていると、その他の面も優れていると思い、全体を高く評価したりする。 

 

 バカの壁

人間には自分の意見に対する反証材料を集めようとせず、提示されたものを無視する傾向があります。 自分の考えや思い込みに固執し、肯定的な情報を集めてしまうことを「確証バイアス」と呼びます。 

 

 損失回避性

「儲けた時の嬉しさ」と「損した時の悲しみ」は、同じ金額でも心理的インパクトが異なります。 利益を得た時よりも、同じ金額を失った時の方が大きく反応します。
額が同じなら、「儲けた喜び」より 「損したダメージ」の方が約2倍大きい。だから、人は損失を回避しようとするのです。