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感想

本書を読んで、気が強くて聡明な親戚の叔母を思い出しjました。自立していて、独りでも平気。それに親しい友人がいることも。明るいけれども繊細な女性。そのような印象で読ませてもらった。

だから読んでいて、叔母の自由で屈託のない毎日を見るような気になるとともに、一方で、考え方の手本を見たような気持ちになりました。 

ところで、本書において著者は介護施設での終末を肯定的にとらえていましたが、現在の著作ではどちらかというと違うようです。何か理由がありそうに感じました。




本書からの引用

 

 親に死なれたら

両親を亡くした友人が「親に死なれるって、死と自分の間に立っていた遮蔽物が無くなって、吹きさらしになる感じ」と表現したが、いいえて妙だと思う。

 

 他人の言葉とアイデアで出来ているものは?

にんげんのアタマのなかは、九十九%まで他人の言葉とアイデアの借用で成り立っている。オリジナルは残りのわずかな部分だけ。それなら何を読んできたかは、アタマのなかの歴史の軌跡示すことになる 。

 

 陽水論

井上陽水は天才だ、とファン なら言いたくなる。天才、とは、他の誰にも似ていない、という意味である。いったい、陽水以外の誰が、陽水のような音楽を私たちに聞かせてくれるだろうか?

 

 人は他人のことに関心がない

そうやって女友だちの話相手になってみると、びっくりするほど、人は他人のことに関心がないのだ、ということに気がついた。