高橋ユキ「つけびの村 噂が5人を殺したのか?」を読んで

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この本は、2013年山口県限界集落で起きた5人の殺害、2件の放火事件のノンフィクション作品です。1

8章に分けて記述されており、ほとんどが村人の噂話や限界集落の情景、被害者親族のところへ聞き取り状況を記しています。

事件の概要は最初の章である「発生」、裁判の結果は「判決」の2章を読めば分かる構成になっています。 

加害者は被害妄想の性向があるため事件前にもトラブルがあり、隣人にも攻撃的でした。とても危険な人物です。都市部の住民であれば引っ越しはできたと思いますが、農村部であれば田畑があり、しかも高齢者であればなおさら引っ越すことは難しい。

残念ながら起こるべくして起きた、というのが私の印象です。